健康で長生きすること
2012/06/04
健康で長生きすることを人は望んでいます。
健康に生きることは権利だと主張します。
でもそれは正解でしょうか?
インド哲学の価値観では「健康に長生きしなくてはならない」と考えます。
生きている以上健康で長生きすることは義務だと考えるのです。
「生」を受けた以上、それぞれ何らかのお役目がありそれを終わらそうと努力して一生を過ごすカルマ・ヨーガの考えからもわかります。
天命をこなせるだけの気力体力精神力を司るのは「健康」。
不健康でやるべきことを出来ないというのは罪なのだと。
いつから権利だと考えるようになったのだろう。。。
歴史的に考えると、墓域を生活圏から離すようになってからなのかもしれません。
それは文明が進むとどこでも等しく起こる現象です。
縄文時代には集落の中央に埋葬場所があったのが、弥生時代になると集落から目につかぬ場所にまとめられるようになります。
この変化は思うに「死」のなかに「生」がある→「生」のなかに「死」があるのへの大転換だったのかも知れません。
簡単に言うなら、奇跡的に生かしてもらっている大事なこの命と考えるか、生きていて当たり前と思うのかの違いです。
「健康で長生きすることは義務である」
現代の生活をしていると義務を遂行することが難しくなっています。
でもほんの少し情報と努力と動機づけがあれば健康で有り続けることは容易いことです。あなたがベストの状態の心身で人生を送るための知恵がヨガには沢山含まれています。
その知恵は一度得ると一生涯の宝物になることでしょう。