映画『サティアグラハ』
2011/12/21
ガンジーの生涯を描いた映画『サティアグラハ』を観てきました。なんと4時間8分もの超大作!
メトロポリタン・オペラで公演されたものをそのまま映画化されたという作品。
オペラなんて遠い世界の私にとって、4時間意識が在り続けられるか心配・・・・(笑)
不思議なもので必要なときに必要なものがやってくる。目はランランと見入ってしまう4時間余り。
ガンジーの行動や行為が今の自分と重なります。
内容はガンジーの半生を描いたもので、南アフリカでの差別の体験から人種差別に抵抗し「非暴力、不服従」を意味する「サティアグラハ」を彼の信念としてインド国内のインド人差別を訴える。その動きは賛同者を増やし独立運動へとつながっていく・・・
ガンジーは『バガバッドギーター』を諳んじ、自らの行動の指針としていたといます。
劇中の挿入歌もバガバッドギーターの叙事詩が歌われています。これがまた心地いい。
ヨーガでは『バガバッドギーター』は智慧の書、「神の詩」とも呼ばれます。
この一冊にヨーガの考え方が集結しているとでも言いましょうか。
私もなかなか読みこなせないところがあり、先生の助けを借りながら読んでいるところです。
ヨーガには4つの大きな道があります。真理への迫り方が四通りあるのです。
ラージャ・ヨーガ、ジュニアーナ・ヨーガ、バクティー・ヨーガ、カルマ・ヨーガ。
その哲学的思想的部分を理解するのに『バガバッドギーター』は最良の書です。
時々お話するヨーガのお話の原典が『バガバッドギーター』の時がありますので、名前だけでも頭の片隅に入れておいてくださいね。
最後に劇中の『バガバッドギーター』の言葉から「神は言う:私もあなたも幾たびものもの生を経験している。私はすべてを覚えているが、あなたは何も知らない。正しきものが衰退し、非なるものが繁栄するとき、私はこの地に誕生する。非なる者を倒し、再び『善』をその座につかせるために」