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『無頼化する女たち』

2015/06/29

講演会に行きましたシリーズが続いていて申し訳ありません。学ぶ気満々の今日この頃です。実はまだまだ書ききれずにいるものも沢山ありますのでこちらは少しずつ書き進めていきます。

今回は水無田気流さんの講演会に行ってきました。
ちなみに「無頼化」とは「他に頼むものがなく、一人で生きていくことを前提にあらゆる価値基準を決定すること」と定義づけています。

この方は社会学者なので、数字で分かりやすく働く女性の現状を教えてくださいました。
女性の非雇用者の6割が非正規雇用
第一子出産後に6割が離職
女性管理職は正社員中一割
一日の家事労働時間は男性約42分:女性約3時間35分
いまどき女子の3人に1人は専業主婦になりたいと思っている:男性は5人に1人
などなど

感じてはいたけれど、こうして数字を明らかにされると、世の中の働く母親業の厳しさがひしひしと感じられます。
会社は男性並みに深夜までバリバリ働く女性なら管理職にしてもよいと考えています。
女性は結婚出産という女性ならではのライフコースも望みながら、男性給与が上がらない時代では働かざる得ないし、働きたいけれど深夜まで労働する正規雇用ではいられない。
そして、子育て時期の男性は長期労働が当たり前のこの時期、家事と育児は母親頼り。
ついでもって会社村を卒業した男性は行き場がなくて困っている。
シングルマザーは家事労働も仕事も一人で請け負うのだから想像以上の困難を抱えている。

数字を見るとシビアな現状でかつ今は女性のライフスタイルの移行期であることが見てとれます。
だから私たちの価値観は大きく揺らぐのかも知れません。

私の例ですが母の影響もありバリバリのキャリアウーマン志向で結婚出産は眼中にない将来設計をしていました。
そこから、人生は想定外なことが起こるもので、子供を一人持つに至り、二人持つに至るのですが、時々自分の中での以前の将来設計がちらつき焦ってみたり、過去の自分の想いと客観視できたりということを繰り返しています。

「望まれるままに生きるしかない」とヨーガでは教えてくれるのですが、これが本当に望まれている道なのかと悩んで足掻いてみたり、焦ってみたり、、、、でもヨーガを学んで悪あがきをしている自分に早く気づけるようになりました。
客観視と内観をすることが少しずつ上手になってきているようです。


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