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映画 リリーのすべて

2016/05/23

久しぶりに映画を観て泣いてきました。
『リリーのすべて』という映画です。

インド古代の奥義書の『ウパニシャッド』では、『魂』を〝アートマン″として認識されています。

中でも『プリハッドアーラニセカ・ウパニシャッド』に登場する哲人のヤージャヴァルキアの話は有名な話。
魂(アートマン)の本性について「純粋の知であり、認識の主体であり、人間の個人存在の奥に存する絶対の主体ともいうべきものである」、そして「アートマン(魂)は把促されず、破壊され執着されることもない。束縛されず、動揺せず、害されることはない。それは不死である」とあります。

ヤージャヴァルキアは遊行に出る際に妻に語ります。
「妻を愛するがゆえに妻が愛しいのではなく、アートマン(魂)を愛するがゆえに妻が愛しいのである」と説いています。

『リリーのすべて』ではこの魂(アートマン)を愛するが故の葛藤が描かれています。
公開期間が短いので興味の湧いた方はお早めに足をお運びくださいね。

初夏の空気

初夏の気配


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