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赤ちゃんはどう考えているのか。

2015/10/27

先日の研修会での日本マタニティヨガ協会、森田先生のお話からご紹介いたします。

赤ちゃんはどのようにしてこの世界を認識しているのでしょう。

赤ちゃんの脳は誕生直前から急成長していきます。
この時の脳の中では言語化された情報として世界を認識しているわけではなく、映像で記憶されています。感覚の世界とも言えるでしょう。

感覚の住人

感覚の住人



生後15カ月の子と18カ月の子での生ブロッコリーとクッキーを使った比較実験では、
①大人がクッキーは好き/生ブロッコリーは嫌い ②大人が生ブロッコリーは好き/クッキーは嫌い の二種類の映像を見せます。

15か月の子 ①でも②でも 自分の好きなクッキーを相手にあげようとします。
18か月の子 ①では クッキーを ②では 相手の好きな生ブロッコリーを相手にあげようとします。

つまりはたった三カ月で相手を思いやった行動が出来るように精神的進歩が見られるのです。

どうやら赤ちゃんも感覚の世界を抜け出し、言語を習得するに従って格段に成長すると考えられます。
「感覚で考える」と集中力が続かないというのも特徴です。(←男の子は感覚の世界に長くいるので、女の子より集中力が続かないのでしょうね)

感覚の住人である赤ちゃんはおもちゃにすぐ飽きてしまうし、外出が好きなのです。

大人になると言語化して情報を切り捨てることが出来るようになるために、集中することが出来るようになります。
ですが、情報の切り捨てばかり行っていると、脳の一部しか使わなくなってしまいます。
そのため、時々旅に出て見知らぬ街を探索したり、いつもとは違う空間で感覚を鋭くしたりすることで脳の中が活性化するといわれています。

どうやら、この感覚の世界を長く持つこと=子供の期間が長いことが応用力の高さと繋がるようです。
カラスは親から巣立つまで2年かかるといいます。ニワトリは3カ月。
そのためか、カラスはごみの日を把握していたり、それが変更になったりすることを分かったかのように行動したり、毎年柿のなる木を知り、それが切り倒されると次の年から来なくなったりするのでしょう。

賢いカラス

賢いカラス



人間の子供時代は約10年。
沢山感覚を刺激して、応用力ある大人になるように育てましょう♪


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